ティエリーミュグレー

ティエリー・ミュグレー:THIERRY MUGLER ティエリー・ミュグレーは時代がオートクチュールからプレタポルテへと移行し、気軽に着れる服が着目されつつあった70年代後半にすら尚、日常から逸脱した女性の社会進出を後押しするかのような、身体的な美しさや、アクティブなイメージを前面に押し出した服を考案し、そのブランド価値を高めていった。 創始者ティエリー・ミュグレーは1948年、フランスのストラスブールに生まれる。73年に『カフェ・ド・パリ』の名で参加したコレクションで好評を博し、75年に『ティエリー・ミュグレー』ブランドを掲げた。 ティエリー・ミュグレーの織り成す服は、プライベート・ウェアーというよりは、働く女性のためのアイテムといった印象が強く、肩パッド入りで裾にいくにつれ、幅が狭くなる上着に、丈の短かいスカートの組み合わせは、それを着ただけで仕事の出来る女性を演出した。 86年からはメンズも手がけるようになり、当時のフランス文化大臣のジャック・ラングが愛用するなど、やはり第一線で活躍する層を対象としたスタイルは相変わらずであった。 92年からは香水部門もスタートし『エンジェル』を発表。これがきっかけとなり97年、フランスの化粧品メーカーの『クラランス』の傘下入りとなるが、それはむしろ強固な基盤となり、オートクチュール・ラインの『ミュグレー・クチュール』、プレタポルテの『ミュグレー』、ウィークエンド・ラインの『MTM』など、大幅なライン展開を図ることへと繋がった。 バレエ・ダンサーの経験を持つティエリー・ミュグレーの作品は、やはり多くの観衆の前でこそ映り栄えする。ティエリー・ミュグレーは社会をステージとして捉え、今尚、舞い続けているのである。 ティエリーミュグレー ティエリー・ミュグレー公式サイト http://www.thierrymugler.com/