ファイナルホーム

ファイナルホーム:FINAL HOME 1994年、パリの秋冬コレクションで“ファイナル・ホーム”と名付けられたコートが発表された。このコートは44個のポケットが付いており、日常の生活必需品などが沢山入る収納性に優れた画期的なコートであった。 このコートには今までファッション界では例のない、不要になった時点で製造元への送付を促すメッセージが記入されたタグが付けられており、不要になったコートをホームレスや難民に配布し、リサイクルへ繋げるといった工夫が施されている。この工夫は新作が次々に生まれ、どこか一方通行が常識化されているファッション界の形態を打ち砕き、エコな時代を意識し、先々までを見据えた、まさに理にかなった思考であり、それと共に“ファイナル・ホーム”が常識的な形態の枠に収まるアイテムたちとは、一線を画す事の理解にも繋がる。 このファイナル・ホームの生みの親である津村耕佑は三宅デザイン事務所を経て1994年、レディースブランド“K・ZELLE”を発表し、同年このファイナル・ホームを発表した。ファイナル・ホームは年々改良を重ねていき、1999年には赤ん坊を母親が抱く事を考慮し、開発されたコート“マザー”を発表、この年に海外一号店をアメリカ、ニューヨークにオープン。 1996年以降は“コウスケ・ツムラ”のブランド名でコレクション発表を行っており、毎回アイデアに富んだ合理的な作品によりメディアや観衆を湧かす人気ぶりだ。 2000年にはベネチア建築ビエンナーレに参加するなど、多方面においての活躍がめざましい。 ファイナルホーム ファイナルホーム公式サイト http://www.finalhome.com/